ゼニカルは油をカットしてくれる新薬です。

ゼニカルとオルリファストでダイエットする

油を強制カットして吸収させない魔法の薬ゼニカル

太っている女性

肥満は日本に限らず世界中で大きな問題となっており、ダイエットの方法の一つとして世界各国で肥満治療薬が使われるようになってきています。ゼニカルもそんな肥満治療薬の一つです。ゼニカルは肥満治療薬の中でも脂肪吸収阻害薬と呼ばれるタイプの薬です。

具体的には食事で摂取した脂肪分を吸収しにくくするという作用を持っています。この働きは有効成分であるオルリスタットによるものです。私たちが食事で摂取した脂肪分は膵臓から分泌される消化酵素の一つであるリパーゼによって脂肪酸とグリセリン(トリグリセリド)に分解されます。

分解された脂肪は細かくなって小腸から吸収され、からだを動かすためのエネルギー源となります。しかし、食事で脂肪分を過剰に摂取してしまうと、吸収される量も増えてしまうので、皮下脂肪や内臓脂肪として体内に蓄積されて、肥満の原因となってしまいます。

そこで、ゼニカルやオルリファストの成分オルリスタットの出番となります。オルリスタットにはリパーゼの働きを阻害する効果があるので、脂肪が分解されにくくなります。分解されなかった脂肪分は大きすぎるため小腸から吸収されることなく、そのまま腸を通過して排泄されていきます。

オルリスタットは食事で摂取した脂肪分のおよそ30%をカットします。なので、これまでと同じ食事量であっても、脂肪が付きにくくなり、結果的に太りにくくなります。

色々トッピングされたカレー

ラーメン・焼肉・カレー・チーズなど、脂肪分の量が多い食事にのみ服用します。

ただし、オルリスタットには既に付いてしまった内臓脂肪や皮下脂肪を減少させる作用はありません。もちろん減量効果もありますが、正確には痩せる薬というよりも、太りにくくなる薬というのが正しい表現と言えます。ゼニカルは比較的安全な薬で深刻な副作用は出にくくなっています。

肥満治療薬としては日本で唯一承認を受けているサノレックスがよく知られていますが、サノレックスは中枢神経に作用して食欲を抑えるため覚せい剤と同じような依存性や習慣性が見られることがあります。しかし、オルリスタットは脂肪吸収を阻害するだけなので依存性などはありません。ただし、脂肪が分解されずにそのまま便として排泄されるので、便が非常に臭くなります。